ひびきつね

困った事を備忘的に書いたり副収入が欲しくて試行錯誤します

離職票を催促しても発行されない場合の対応 内容証明の郵送まで

以前のブログを削除するので記事移転しました。

当時の内容をそのまま載せてるので状況が変わっていたり間違えてる箇所があるかもしれません。特に法令根拠とかは調べた当時は良しと思いましたが詳細は専門家にお尋ね下さい。雰囲気の参考までにとどめて下さい。

 

 

退職後に離職票を催促しても発行されない場合の処理・対応

 

トラブルを起こして退職したり、ブラック企業を退職した際に問題となるケースで離職票が郵送されてこないケースがある。私も該当しました。

 

 

では、結論から書きます。結果として、

職安(ハローワーク)にて離職票を発行しました。

 

次に行ったことを書きますが、

1,会社へ催促の電話

2,職安に会社が離職票を発行してくれない旨を伝える

3,職安にて退職証明書を持参し、離職票の発行手続きを依頼

4,会社へ内容証明を郵送

 

 


【状況】

6月末で退職をしました。

社内にて自社専属の事務はおらず、グループ会社の方が事務作業を行っています。

そのため事務処理を行うにしても多少時間がかかることは認識していました。

 

 

【時系】

6末

自己都合退職

 

7中旬

メールで離職票の発行を希望するか連絡がきていた。

この時点で退職後10日が経過していて、発行されていないこと、対応の遅さに驚愕。

発行するよう催促。

 

7末

待機するも音沙汰がない。

 

8初

職安へ雇用保険手続きを行い、仮発行の雇用保険受給資格者証、他を発行してもらう。

離職票の件を伝え、職安から催促をしてもらう事になる。2,3日で届くらしい。

 

8中旬

仕事を探しつつ、失業認定などを行う。

月曜日に職安で仕事を探し、ついでに離職票の件を聞く日々。

結局、離職票の発行は会社の都合になってしまうため、 明確にいつ届くは言えないらしい。

8末に、選考中の会社から、第一候補として検討していると連絡がくる。

 

9/16

会社から離職票の件について電話がくる。担当は郵送したらしい。

再度、担当から郵送するとのこと。

数日後、選考中の会社から採用の電話がくる。

不安になったので、離職票を郵送したか聞くも「これから送る」とのこと。

こりゃダメだと思いどうにか発行できないか調べ始める。

 

9/24

職安へ給与明細3ヶ月分、退職届を持参し事情説明。離職票を発行してもらう。

目的は達成されたが、腹いせに内容証明を郵送。。。で、イマココって感じ。

 

 

【前提】

まず、前提として離職票が発行されなくても失業保険の手続き自体はできます。

速やかに職安へ向かい、離職票が退職後10日経っても届かないことの説明、雇用保険(失業保険)の申し込みをしましょう。

でないと、失業保険受給の時期が遅れてしまいます。

 

会社は退職証明書及び離職票を10日以内に交付しなければなりません。(請求された場合に限る)

ですので、会社へ離職票を送るよう退職前に要望しときましょう。普通なら要望なくても送るはずですがね。

 

 

離職票が発行されない場合の対応】

 

1,会社へ催促の電話

まずは会社へ催促をしましょう。関係悪化しているとしても今後二度と関わらない人達なので割り切って対応しましょう。会社は労働基準法22条により、退職者へ交付する義務があります。

(2017-11-05追記:法令根拠等はご自分で改めて調べてください。当時はそう思い行動しました)

 

2,職安に会社が離職票を発行してくれない旨を伝える

ハローワークへ向かい離職票発行されない旨を伝えましょう。職安から催促してくれるはずです。

その際、会社が「お前には離職票出さない」などと言っていたら、それもハロワ職員へ伝えてください。会社には交付する義務があります。

退職後10日以内だと離職票が届かない旨を伝えても待ちましょうと言われると思います。

 

3,職安にて退職証明書を持参し、離職票の発行

退職証明書を持参して、職安へ「被保険者でなくなったことの確認」をしたいと伝えてください。

直接伝えづらかったら、相談用紙に上記を記入してください。受け付けてくれるはずです。

「会社へ何度催促しても一向に送ってこない」「送るとは言っているが、事実送ってこない現状がある」などと具体的にいつ催促したなどを交えながら伝えましょう。

離職票を送ってこない会社が退職証明書を送ってくるはずがないので、「退職届の写し」「給与明細6ヶ月分」「印鑑」を持参していれば手続き可能なはずです。

私は、給与明細三ヶ月分持って行きましたが、もうちょっとない?と言われたのでまあ、一年分もあれば十二分に足りるでしょう。(三ヶ月分でも手続き可能でした)

 

ここまでやれば目的は達成されるでしょう。

 

4,会社へ内容証明を郵送

正直、職安で離職票の発行手続きできたので、私の場合は完全に蛇足でしたが・・・

離職票の交付を断ってきた場合

・催促したが、交付しない場合

・退職後のトラブル回避のため、事前or退職直後に送る

・相手に不快な思いをさせたい

などの場合は有効かもしれません。

 

以下、郵便局でもらった説明用紙と、実際に送った勧告書

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【勧告書の内容】

 

 

平成XX年X月XX日

被通知人

 千葉県東京市千葉1000丁目1000番1000号

 株式会社 ブラックガイシャ 御中

通知人

 千葉県東京市千葉2000丁目2000番2000号

 名無 権兵衛

 

催告書

 冠省。

 以下の通りご通知させていただきます。
 私は、平成XX年X月X日より、貴社に所属させて頂いておりましたが、一身上の都合により、平成X年X月X日付けで退職させて頂きました。

 しかしながら、再三再四による催促にもかかわらず離職票の郵送がされていません。

雇用保険関係書類その他の必要書類などは、労働基準法22条1項に定める退職時証明書(法が定めた事項をすべて記載したもの)と併せて、速やかに自宅へ郵送して頂けますよう、お願い申し上げます。
 なお、速やかな必要書類の交付が無き場合、雇用保険法83条4号により、貴社の代表者や労務担当者が6箇月以下の懲役などの罰則を受けるおそれがあります。手続きが遅れて転職に支障をきたすことになれば、転職先で支払われるはずの給与などの損害賠償を認める判例東京地裁 平成8年12月20日判決 東 京ゼネラル事件)もございますので、申し添えます。
 以上、よろしくお願い申し上げます。草々

 

 

 

 

【参考にしたサイト】

http://www7.plala.or.jp/daikou/naiyou/tsukurikata.htm

http://www7.plala.or.jp/daikou/naiyou/dashikata.htm

http://www.post.japanpost.jp/service/enaiyo/index.html

http://www.post.japanpost.jp/service/fuka_service/syomei/use.html

http://gyoseishoshi.digi2.jp/j19.html

http://gyoseishoshi.digi2.jp/j20.html

http://www.koyou-hoken.net/trouble12.html

文章自体はヘンテコでも、郵便局が受け付けてくれる要件は満たしていました。

内容証明 テンプレート」で検索すれば、それらしい文章が出てくると思います。

内容証明は各行の字数制限がありますので、要件は上記サイトを見れば理解できるでしょう。

ホチキス止めや捺印は郵便局員に教わりながらやった方が確実です。

一行20字以内で、コピーを三部、印鑑を持っていってください。

 

 

【総括】

まさか離職票程度でこんな面倒なことになると思っていませんでした。

やはり、問題が起きた場合は待ちの姿勢ではいけないと痛感させられました。

なぜ私がここまで離職票に拘ったかと言いますと再就職手当が貰えるからです。

※再就職手当・失業保険をもらうには離職票は必須です。

http://koyou.tsukau.jp/article/keisan.html

http://koyou.tsukau.jp/article/saishuushoku.html

私の場合はXX万程度貰える計算です。

(2017-11-05追記:30万弱でした)

 

職安の人は「~~と、XX持ってくれば離職票交付しますよ~^^」とは言ってこないので自分から積極的にいきましょう。

(ちなみに、ハロワが処理するのは正規の方法ではないので、日数がかかると言っていました)

おわり。

 

 9/26追記

会社から離職票が速達で届きました。

25日午前中に発送したとメールでは謳っていますが、胡散臭いです。

所要届け日数を確認したところ(下記URL)翌日には届くため、おおかた内容証明が届いてから 送ったのでしょう。

http://www.post.japanpost.jp/deli_days/

再三再四催促していたにも関わらず準備をしていなかったとは・・・呆れますね。

内容証明を送る経験になったのと、効果の確認ができたので良しとしましょう。

おわり。